小樽在住の銅板画家、森ヒロコと東ヨーロッパの代表的なアーティスト、
スタシス・エイドリゲヴィチウスの名を冠した「森ヒロコ・スタシス美術館」は
1994年に小樽に設立されました。
美術館としては小規模ながら、日本では紹介される機会の少ない東欧のアーティストによる
美術作品に触れることのできる場所として、国内外に根強いファンを持つ美術館です。
近代的な建物と、昔ながらの古い石蔵が連なった造りの館内に、絵画・銅版画・立体など
さまざまな作品が展示されています。
館内図
A入口を入ると最初に迎えてくれるのはユゼフ・ウィルコンのかわいらしい動物オブジェ達。壁には、スタシス・エイドリゲヴィチウスの作品が並びます。
スタシスは美術館と所縁の深いアーティストで、外壁に来訪時に描いた絵も残されています。
B中庭を眺めながら蔵に続く通路から1Fの展示室には、森ヒロコの作品を展示。
少年や猫がモチーフの森ヒロコの幻想的な世界が広がります。
石蔵は、森ヒロコの両親がかつて営んでいた質屋の蔵です。
また、通路ではポストカードや図録の販売も行っております。
C急な階段をのぼり、石蔵の2Fへ。
この「隠れ家」のような空間に並ぶのは、アルビン・ブルノフスキの珠玉の銅版画。中央のケース内にはブルノフスキとスタシスによるエクス・リブリス(蔵書票)が展示されています。
小さいなかにも完成されたミニアチュールの魅力を堪能できます。
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