ポーランドの巨匠ヴィルコンは国際絵本界ではビックネームの一人ですが、
20冊以上の日本語版の絵本が出版されており、わが国でもその類いまれな深い魅力を知る人は少なくありません。
1999年、「森ヒロコ・スタシス美術館」にてユゼフ・ヴィルコン展が開催されました。絵本原画181点、立体作品が52点展示され、
特に、動物などをモチーフにした立体作品に人気が集まりました。
美術館を訪れたヴィルコン氏は、沢山のファンに囲まれて楽しいひとときを過ごし、美術館エントランスにミミズクの絵を描き残していかれました。
当館では入口を入ってすぐのフロアに木や金属で作られた動物オブジェを展示しています。
Josef Wilkon
■略 歴
1930年 ポーランドのボグチツュに生まれる
クラコフ美術アカデミー絵画科卒業
ヤギロニア大学美術史科を卒業
1957年 この頃から挿絵の仕事を始める。
今日までにポーランド国内では100冊以上、外国では50冊を越える本が出版されている。
他に絵葉書、カレンダー、舞台装置等多岐に渡り活躍。
近年では、古い木材や金属等を素材とした様々な動物オブジェのすばらしい作品を制作している。
■受賞歴
1959年 ライピツィヒ国際図書展金賞
1963年 タデウシュ候挿絵コンクール1席
1969年 ブラチスラバ絵本原画ビエンナーレ金のリンゴ賞
1974年・91年 ボローニア国際児童図書フェアー最優秀賞
1980年 パリ外国書籍挿絵コンクール最高賞
1987年 ポーランド出版社協会大賞
1991年 モントリオール国際絵本原画コンクールグランプリ
1998年 アンデルセン賞
他、受賞多数、世界各国で個展多数
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